徒然電子情報の考え方
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世の中、知ってる人は得をしています
いきなり酷い書き方ですね。すいません。でも、実際そうなんですね。たとえば、「1から10までの数を足してみろ!」という問題があったとしましょう。「1+2+3+...」と計算するか、和の公式を使うかで答えを求めるまでの時間と正確さが違ってきますよね。1から10ぐらいだと大差ないかもしれませんが、これが100や1000や、もっと大きな数になってくると、その差は歴然です。簡単に言えば、私が言いたいのはそういう事です。
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しかし、知らない人は必ず損をする、というわけではないのです
知ってる人が10秒で出来る事を、知らない人が1分かかっていたとします。でも、知らない人はそれを10秒でやる方法があると知らないわけですから、決して損をしたとは思いませんし、実際にそれで何か損をしているかと言えば、そうではないのです。そもそも、損とか得というのは、何かしらの比較があっての事です。現状が全てで、かつ、いつまでもそのままで良い、と考えるのであれば、その状態を維持すれば良いだけの事です。
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でも、やっぱり、知って得をする方が良いと思うのです
人生は限られた時間しかないという事、そして、より楽しく日々を生きたいと思うと、知らないより知って得をする方が良いと思うわけです。人間誰しも、「今よりさらに良くしたい」と思う気持ちはあるはずです。これはつまり、「飽きる」という本能そのものの効果で、人類を進歩させてきた源のはずなのです。だからこそ、知らないことを知り、日々の生活をより良いものにしていこうとする試みは、愚直に取り組むべきだと、私は考えています。
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だからこそ、「餅は餅屋」の発想が大切です
「餅は餅屋」と言いますね。餅屋は美味しい餅の作り方を知っているわけです。そして、日々、さらに美味しい餅作りを追求しています。もしあなたが「餅屋」であれば、「餅屋」としてやっていくために必要な多くの事に対する「知っている人」を探すべきです。たとえば、「経理」「広告」「法務」と言った「餅屋の1要素」であるところの「餅屋」(この場合は専門家を意味する)を味方につける事により、全体としての「餅屋」はさらに良い「餅屋」になるわけです。
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結局のところ、私が言いたいのは全体と局所の両方での「餅は餅屋」です
私が言いたいのはこういう事です。「世の中殆どの事は、自分でやろうと思えばできるだろう。しかし、それは、知っている人と比べるとかなり損をしている場合が多いと考えるべきだ。まずは、自分でやるべき事を見据える事が大切だ。そして、それに付随する必要なことは専門家を見つけてお願いしよう。そうする事により、自分がやりたい事全体で考えた場合の結果は、自分一人で取り組むよりずっと良いものになるはずだ」
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2008.09.07 大幅変更
2007.04.01 内容整理
2002.05.01 新規作成
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